香り

窓を少しだけ開けて、夜の風に当たっていたとき

かすかに貴方の香りがして

ぎゅーっと心が締め付けられて



昔、柔軟剤の香りですと貴方は言っていたけれど

それだけじゃなくて

やっぱり貴方の香りで




秋の風と冬の風が混ざる時

いろんな記憶が蘇ってきて


貴方の背中に触れたくなり

切ないため息をもらしてしまう




きっと貴方は何事もなく、毎日を過ごしていて

夜風にあたりながら帰路につくんだろう



貴方に会いたい


今日も明日も明後日も


貴方に会いたい







Canterbury

私の幸せに周りを巻き込む

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